マギレコがつまらないのにヒットした唯一の理由

ユニバーサルエンターテインメント社のスロット「マギアレコード」はじわじわとヒットし高い稼働を保っています。

ただ正直なところ、目新しいゲーム性はなく、爆発力もなく、同時期に出た東京喰種と比較すると演出のスタイリッシュさは一歩置いてかれているような印象があります。マギレコの何が面白いか分からないという人も多いのではないでしょうか。

今回はマギレコのヒット理由と魅力を探ってみます。

ヒットの謎

マギレコがヒットした理由は、

レトロ・5号機懐古層に刺さった

に尽きると思います。

というのは、サンキョー系をはじめ、カバネリの「六根清浄」がヒットしてからのパチスロは逆回転・フリーズ・導光盤フラッシュなど、いかに派手な演出に近づけるかを志向していました。

ヤマサのモンキー、サミーの防振りやダンバイン、平和のToLOVEるや戦国乙女、サンキョーのかぐやダンベルは言わずもがなでしょう。

地味な感じで売れたのは、復刻アピールをした北斗くらいじゃないでしょうか。

そんな中で、幸か不幸か、ユニバーサル系の台は、トレンドとは一線を画した、派手すぎずにどこか懐かしさを感じさせる演出バランスを続けています。

復刻版のバジリスクはもちろいんですが、シャーマンキングの演出を見るに、いい意味で「ちょっと昔のスロット」感、ありますよね。

上乗せも告知も派手すぎず、「しれっと」乗せてくる感じ。

他のメーカーの台なら、今どき100ゲーム以上でも乗せようものならフリーズかレインボーフラッシュは必須と思いますが、マギレコはそんなアピールはしません。

そこが、5号機時代を知っている人からすると、懐かしく心地よい感覚があるのは間違いありません。

5号機懐古トレンド

「月下雷鳴」「モンキーターン」「マギレコ」と、5号機を意識した台がホールのメイン機種を独占しています。

サラリーマン金太郎やアラジンなどシンプルすぎる4号機ではさすがに間が持たないものの、そこを補いつつ、適度なシンプルさがかえって斬新な感覚があるということで、5号機のリメイクはスロットのユーザーに支持されやすいのは納得。

2025年現在、やはりホール随一のポジションを獲得した東京喰種の勢いは凄まじいですが、マイナーな5号機の復刻にも今後期待したいですね。

タイトルとURLをコピーしました